一人暮らしの家計のバランス

a0002_003051一人暮らしをはじめる上で大変重要になってくるのが「家計のバランス」です。
一人暮らしで節約を重視して考える方も多いかと思いますが、効率的な節約をするためには、家計のバランスを、まず明確にしておく必要があります。
ここでは、家計のバランスを考える上で重要な「住居費」「食費」を中心に考えていきましょう。

 

住居費

一人暮らしの家計の多くを占めるのが、住居費です。
家計における住居費の割合の目安は、収入の「約30%」と言われています。とはいえ、都市圏では住居費が手取りの月給の3割を超えるケースも少なくありません。
そのため、一人暮らしをする場合は、まず「家賃が自分の収入に見合っているのか」という部分に注目する必要があります。
一人暮らしをする際には、自分の住む部屋にこだわりを持つ事も大切ですが、いかに余裕のある家計を維持できるかということを重視し、支払う家賃を設定することが必要となってきます。

一人暮らしを始める際に、住居費が30%を越えないのであれば、その部分を他の家計項目や貯蓄にまわすことが可能となります。しかし、30%を越えてしまうのであれば、家計の削れる部分を探し、それを住居費に補てんするという必要が出てきます。余裕のある家計バランスを構築するためには、いかに住居費の割合を適正値に近づけるかが重要であると言えるでしょう。

食費

また、一人暮らしの家計のバランスを考える際には、食費の使い方もポイントとなってきます。
一人暮らしの場合の食費は、ひと月3万円程度に抑えることが理想だと言われています。
3万円というと、割と余裕のある金額に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これは昼食代を含めての費用なので、お昼が外食中心となってしまうと、なかなか厳しい金額設定だと言えるでしょう。
そのため、お弁当を持参したり、家での食事は極力自炊をするといった努力が必要となります。

住居費も食費も、月単位の収入に対する割合が大きいため、はじめの段階で家計のバランスにあった金額設定をしておくことが大切になってきます。住居費については、住居選びの段階から「収入の30%」を指針として計画を立てる、食費については「月3万円に費用を抑えるには、どういった努力や工夫をすれば良いか」と常に考慮しておくことが必要となってきます。住居費は、お部屋探しの段階で十分下調べをしておく、食費については、日頃から効率よく費用を使うための工夫を怠らない、ということを心がけておくと良いでしょう。