不動産会社の信頼度を確認する方法

信頼できる不動産会社を選ぶことは物件探しでは欠かせない条件

部屋探しをするのであれば、必ず信頼できる不動産会社かどうかをチェックするようにしましょう。
もちろん、大企業で知名度の高い不動産会社であればすぐに安心することができますが、地元で不動産業を営んでいるため、宣伝などはほとんどせず知名度が低い会社もありますので、安心できるところかどうか見るのはとても大事です。

というのも、不動産取引というのは、トラブルが発生しやすい分野で、きちんとした情報を伝えないために、入居してからトラブルに気づく、入居条件が最初と違っていて高い家賃や敷金などを支払う羽目になったというケースがあるからです。
また、中には詐欺的なところもあって、仲介料などを受け取った後に連絡が取れなくなり、部屋に入居できないという犯罪に巻き込まれることもあります。

こうした事態に陥らないためにも、信頼できる不動産会社を利用するのは大事なことですが、きちんとした会社かどうかは免許によって見分けられるので、まずは免許をチェックしてみてください。
簡単に調べられますので、このくらいの手間をかける価値は十分にあります。

知事免許と国土交通大臣免許の二種類がある

不動産取引業務を行うにあたっては、必ず免許を取得する必要があり、顧客に求められたときはそれを提示することが義務付けられています。
免許には二種類あって、知事免許と国土交通大臣免許です。
これらの違いはどの程度の範囲で業務を行っているかということで、一つの県の中でしか業務をしていない会社は知事免許で十分ですが、県をまたいで複数の支店を持っている場合は、国土交通大臣免許が必要となります。

免許には許可番号や有効期限、代表者の氏名や、営業を行っているメインの地域などが記載されています。
この情報の中でも特に許可番号に注目してみましょう。
この番号が大きければ大きいほど、古くから営業しているということになり、それだけ実績がありますので安心できると言えます。

過去に問題を起こしていないかを調べることもできる

こうした免許の情報は、国土交通省のホームページから調べることができますので、簡単に情報を得ることが可能です。
そして、同じ国土交通省のホームページには、「ネガティブ情報等検索システム」というページがあります。

このシステムでは、それぞれの不動産会社が行政処分を受けたことがないか等をチェックできるのです。
もし、問題を起こしたことがある会社であれば、ここにはっきりと明示されますので、信頼できるところかどうかを確認する助けとなります。
部屋探しの際には、こうした情報もちょっと調べてみて、安心して契約できるところかどうかを見ることも大事です。