室内の湿気度合をチェックする

湿気がこもりやすい部屋はかなり不快な思いをすることになるので注意

毎日気持ちよく過ごすためには、部屋の換気、湿気の状態というのはとても大事な要素となります。
換気が悪く湿気がこもりやすい部屋だと、すぐにいろいろなところがカビてきて、見た目も非常に悪いですし、なにより健康にダメージを与えます。
慢性的に家の中にカビがあると、肺疾患や皮膚のアレルギー症状、不眠などのトラブルを引き起こすことがありますので、簡単に考えることはできないポイントです。

そのため、部屋探しのために実際に部屋を見せてもらう時には、湿気の状態を見ることも意識するようにしましょう。
もちろん、湿気の様子は目に見えることはありませんが、部屋の要所をチェックするとカビやすい家かどうかが分かるものです。
そのポイントを押さえてきちんと確認することで、快適な生活を送れる部屋を選べるようになります。

サッシや壁紙、タイルの目地などをチェックする

チェックするポイントの一つはサッシ周りです。
窓の周囲はどうしても水気が多くなるところですので、カビが生えやすいところとなります。

もちろん、入居者を待っている部屋はきれいにクリーニングされているでしょう。
それでもサッシのレール部にかびが残っていたり、サッシの周りの壁紙がちょっと変色していたり、壁がもろくなっていたりすることがありますので、よく見ると違いに気づくはずです。

また、トイレや浴室近く、部屋の奥の壁紙、天井のシミを見ることも大事ですね。
他のところに比べて黒っぽくなっていたり、あきらかにカビが生えているようだと、入居してからさらにそのカビが広がってしまう可能性が高いと言えます。

他には浴室やキッチンの目地の部分もカビが生えやすいところですので、黒ずんでいるようだと換気があまり良くなくカビが出やすい状況にあると考えられます。
また、押し入れの中やシンク下の収納スペースなども見ると同時に臭いをかいで、カビ臭さがないかどうかをチェックしましょう。
こうしたところがカビやすいと、持ち物にもカビが移ってしまうことが多いので、持ち物をダメにしてしまうことにもなります。

リフォームや家賃値下げができないか確認してみる

こうしてチェックしてみて、カビなどが生えているようであれば、その部分の写真を撮ったり、メモを取ったりしておいてください。
もし、他の部屋よりもその部屋が気に入っているということであれば、カビの様子などを示してリフォームをしてもらえないか聞いてみることができます。
または、カビが生えやすいところのようなので、家賃を下げてくれたら入居したいと思っているということを伝えて家賃交渉をすることも出来るでしょう。