内見時に電波状況をチェックする

スマホやネットの電波が悪いと住み続けるのが難しくなることも

快適な部屋の条件は、間取りや設備など、建物そのものだけのことではありません。
現代人の生活には、もはやインターネットやスマホというのは欠かせないものとなっていますので、これらがきちんと使えるところかも大きなポイントです。

部屋自体が快適でいいところだったとしても、スマホ電波が入りづらくて電話やメッセージなどがうまくできない、ネットが繋がらないということになったら、かなり不便な生活を強いられることになります。
友だちや家族とのコミュニケーションが取りづらくなりますし、必要な情報をすぐに手に入れられなくなって不便になりますので、そこで生活を続けるのが大変になってしまうのです。
そのため、内見をする際には、建物そのものだけでなく、必ず電波状況が安定しているかということをチェックするのを忘れないようにしましょう。

スマホやWiFi機器などを持参して実際に電波状況をチェックする

電波状況がどうかというのは、実際にその場で試してみないと分からないものです。
そのため、必ず自分のスマホや携帯型のWiFiルーターなどの機器を持参して、使用してみるようにしましょう。
窓際だとよく電波が入るものの、部屋の中に行ってしまうとあまり電波を拾わなくなって使えないということもありますので、いろいろ歩き回って確かめてみることが肝心です。

特にマンションの高層階や、鉄筋コンクリート造のしっかりとした建物の場合は、どうしても下に比べて電波が入りづらい傾向がありますので、事前のチェックは念入りに行うことでトラブルを防げます。
また、近くに高速道路や鉄塔などがあるところも、インターネットの入り具合が悪くなることがたまにありますので、周囲の様子をチェックすることも重要なポイントです。

電波が入りにくい部屋だった場合

部屋自体はとても気に入っているのだけど、ネットの電波が入りづらいというケースもないわけではありません。
そのような場合は、マンションなどで入っている光回線のプランがないかどうか、ADSLなどを引くとどのくらいのスピードが出るかなどを確認してみましょう。
スマホのデータ通信がいまいちの場合は、無線ルーターを使った通常のネットサービスを使ってみるという選択肢もあります。

また、一度不動産会社の担当者に、電波が入りづらいということを示して、その分少しでも家賃が下げられないかと交渉材料にしてみるという手もありますね。
その問題をあらかじめ知っているケースでは、交渉に応じてくれることもありますので、やってみる価値はあり、その浮いた分の費用でネット回線を引くこともできるでしょう。